ダメな上司は部下の目標設定がわかってない

防衛大で学んだ不可能を可能にさせる方法

短期的で小さな目標に対する確実な達成が必要なのです(写真:node / PIXTA)

「チームとして成果を出さなければならない」

「せっかく育てた社員がすぐに辞めていく」

このような悩みを抱えた上司、管理職、リーダーの方は少なくないでしょう。

ワラにもすがる思いで導入した仕組み

リーマンショックの後遺症がまだまだ残る時期に上司が突然退職し、私は20代で管理職に就きました。当時、私が在籍していたIT系ベンチャー企業は離職率がピークで80%。業績は伸び悩み、優秀な社員が立て続けに辞めていっていました。事業部の1つを任せられたものの、部下は「過去に2回リストラ宣告」「売り上げが低空飛行を続ける」「会社に不信感しか持っていない」などのネガティブな人ばかりでした。

会社からは予算達成を厳命されるものの、人が入れ替わるので「人材育成」もままなりません。そんな中、ワラにもすがる思いで導入した仕組みが、「防衛大式マネジメント」でした。

私は、幹部自衛官を養成する学校である「防衛大学校」(以下、防大)を卒業しています。全寮制の防大は、神奈川県横須賀市にある「小原台」と呼ばれる高台で1学年から4学年の総勢1700人が集団生活をしています。4学年から1学年と完全縦割り社会、軍隊に近い厳しい規律の下、将来のリーダーを育てるべく徹底的に鍛えられます。

毎年600人が防大の門をたたくものの、厳しい生活に耐えられず、120人ほどが自主退校していきます。そんな大学校で学んだ「マネジメント手法」は、上司の命令には絶対服従、ありとあらゆるハラスメントを含んだ厳しい内容を想像するかもしれません。

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