デキない人はPDCAの奥深さに達していない

6つの誤解を解けば誰にも強力な味方になる

自問自答を止めないことこそ最強のスキル。その本質を知っていますか?(写真:ワトソン / PIXTA)
PDCAは業務改善をわかりやすく説明したシンプルな考え方として、いまや一般的に知られています。言うまでもなくPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善または調整)を繰り返すことで、業務をどんどん改善していく手法です。しかし、一見単純なはずなのに、実際の仕事ではうまく回らないこともしばしば……。野村證券で数々の最年少記録を打ち立ててきた元プライベートバンカーであり、『鬼速PDCA』の著者の冨田和成氏は、PDCAには世間での大きな誤解があり、一般には知られていない奥深さがあるといいます。

何がダメなのか具体的に分析できる人はあまりいない

「今のままでは、うまくいかない気がする」

このように仕事でもプライベートでも、現状に対して漠然と不安や疑念を抱く人は大勢いる。しかし、現状の何がダメで、それをどう改善すればいいのか、具体的に分析できる人はあまりいない。

仮に分析できたとしても、その改善のために腰を上げる人の数は減り、それをPDCAサイクルに落とし込み、さまざまなしがらみを乗り越えながら改善を続けられる人や組織は、ごく一部しかいない。

新人研修や管理職研修などで「PDCAはビジネスパーソンの基本である」と再三に渡って教わるというのに、である。なぜビジネスパーソンにPDCAが浸透しないのか? それらの原因として、私は世間のPDCAに対する6つの誤解があると分析している。

1.簡単だと思っている

断言するが、PDCAを簡単だと真顔で言う人は、本気でPDCAを回したことがない。それは簡単なPDCAしか回したことがない証拠だ。

本気でPDCAを回したことがある人なら、その奥深さと難しさを肌身で知っているはずだ。PDCAは、そのPDCA自体も成長していくものであって終わりなどない。さらに言えば、PDCAに慣れてくると同時に回すPDCAサイクルの数も増える。

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