日の丸ソーラー産業よ,中国を使い倒してしまえ 太陽光発電は本当に儲かるのか(下)

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JFEエンジニアリングの太陽光の実証プラント(撮影:今井 康一)

ソーラー投資が千載一遇のチャンスであることを、前々回前回のコラムで書いた。しかし、その中に潜む危険性を書かなければ、不十分だと思っている。また今回は再生エネルギーとしてのソーラー発電の将来性についても報告して、3回シリーズの最後としたい。

ソーラー大家の「儲け話」に、危険性はないのか?

さて、ソーラー発電がこの1年の間ブームになって、最近ではソーラー発電の詐欺事件まで起きている。そんな話を聞くと、うまい話が長続きするのだろうかとの思いがある。一方、今の日本は福島原発の事故から電力不足を経験し、国民の総意は原発反対の流れにあるから、再生可能エネルギーの開発が不可欠となっていることも事実である。再生可能エネルギーには風力発電や揚水(水力)発電、地熱発電、波力発電とさまざまだが、なぜかソーラー発電だけに当初、1キロワット42円もの買い取り価格がついた。風力発電にはたった22円しかつけていないのに、である。

経済産業省の意見はこうだ。今の日本の経済を何とかするためには、産業の裾野の広いソーラー発電を国家規模で推進することで再生可能エネルギー開発の方向性を探りたい。ソーラー発電はまず一般家庭の屋根にもつけることができるから、手っ取り早い。ソーラー発電を呼び水にして経済に弾みをつけようというのが経産省の隠れた戦略である。事実、ソーラー産業分野にはあらゆる産業界が参入しているし、電力買い取り政策が市場のモチベーションを上げたので、ソーラー発電分野の垂直立ち上げが実現しつつあることも事実だ。またメガソーラーでなくてもミニソーラーなら小資本でも参入できるから、ソーラーシェアリングを活用して農業分野と電力事業のドッキングで農業の再生を目指すという話題にまで発展している。

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