地方なら農業とソーラー大家を両立できる

太陽光発電は本当に儲かるのか(中)

ソフトバンクグループが推進するメガソーラー。ここまで大規模でなくても、太陽光は儲かる?

前回も書いたが、太陽光発電がブームになっている背景には、少額の投資で今後20年間の売電収入が保証されている点があげられる。

なぜ導入コストが劇的に下がったのか?

さらに、今年4月1日の政府通達で、農地転用が全面的に解禁となったことも、ブームに拍車をかけている。「ソーラーシェアリング」という言葉を聞いたことがあるだろうか?農作物を栽培している農地の上に、藤棚のように、ソーラーパネルを並べて、太陽光を有効利用するという発想のことをさす。本稿では太陽光発電システムを導入するコストについての、最近の大きな変化について分析してみたい。

中国からの激安輸入パネルが、国内のソーラー設備とシステム価格と工事費を一段と低減させている。国と地方自治体による補助金や、売電収入などもあるので、これらを踏まえ、全てのコストがどんどん下がる傾向にある。10年ほど前まで、太陽光発電の導入コストは一般的には初期費用に関して12年で回収できるといわれたものだ。運転の仕方や設置kW数、気候などの条件が悪くても、長くて15年程度で回収できるのが業界常識であった。

次ページかつては12~15年で回収が一般的だった
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • フランスから日本を語る
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 財新
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
トレンドライブラリーAD
人気の動画
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SDGsが迫る企業変革<br>ビジネスと人権

サプライチェーンの中で起きる人権侵害への意識が高まっています。欧米では法制化が着実に進展し、企業に対し人権リスクの把握と対策を求める動きが顕著に。欧米に比べて出遅れている日本企業の現状を多角的に検証します。

東洋経済education×ICT