いまの日本の株価はバブルであろうか?
私はバブルであると考える。5月の大型連休終了後、日本の株価はバブルとなったと考える。その理由は以下の通りである。第一に……、という原稿を書いていたのだが、5月23日からの大暴落で、誰の目から見ても、株価はバブルであることが明らかになってしまった。仕方がないので、今後の株価の動向を予測することにしよう。
今後の株価は下がるに決まっている?
多くの読者は、バブルであったならば、もう崩壊したのだから、今後は下がるに決まっているのではないか、と思うかもしれない。それは非常に正しく、そして間違っている。
第一に、多くの市場関係者は、「今回の下落は一時的な調整で、むしろ健全だ」と主張している。「昨年の11月からほとんど一度も調整がなく、日経平均株価は約8割も上がったのは異常で、一時的な調整はむしろ健全で、このくらいの調整がない方がおかしい」というのである。今後は、健全な調整を経て、改めて年末へ向けて、日経平均1万7000円、2万円を目指していくという。
これこそおかしい。調整が必要なら、それは株価が高すぎると言うことではないか。そして、それが調整されたら、その後上がる理由がないではないか。高すぎるから調整されたのに、なぜ、その後、さらに高くなるのか。
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