英国の『The Economist』3月7日号のカバーストーリーは、"A war without a strategy"(戦略なき戦争)である 。背景には米軍による爆撃を受け、黒煙が吹きあがるイランの市街地と瓦礫の山が映っている。なんとも雄弁な表紙で、伝わってくるメッセージは明白だ。「アメリカのドナルド・トランプ大統領は、この間違った紛争を早く手仕舞いにすべきだ」である。
「戦争嫌い」のはずが中東では武力行使多いトランプ政権
思えばトランプ大統領は、「武力行使を嫌う大統領」だったのではなかったか。あるいは昨年12月に公表した「NSS 2025」(国家安全保障戦略)では、アメリカにとって重要なのは西半球(ドンロー主義)で、中東における「終わらない戦争」は避ける、などと書かれていたはず。いろんな意味で、今度のイラン攻撃は道理が立たないのである。
その一方で、トランプ政権は第1期と第2期を合わせると、すでに5年余りとなっている。この間には以下のような武力行使の事例がある。




















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