――今年、東京ディズニーランドが30周年ですが、シェラトンも25周年なんですね。歴史はディズニーとともに、業績もともに順風満帆という感じですか?
確かに、われわれ含めオフィシャルホテルは、ディズニーとともに歩んでいますね。ディズニーが風邪を引けば、われわれも風邪を引く(笑)。
それで、過去25年は右肩上がりかというと、必ずしもそうではありません。総売上高の数字は公表できませんが、実は、業績のピークははるか前にあります。つまり、ディズニーが自前(オリエンタルランド直営)のホテルを建てる前です。
――ディズニーランドホテル、アンバサダー、ミラコスタができる前、ということですね。
その3軒のホテルと、さらに新浦安にももうひとつ(浦安ブライトンホテルが)でき、単純に2000室くらい増えたわけです。それがない時代は、オフィシャルホテルはみなもっと高い売り上げを出していましたよ。そういう意味では、右肩下がりとも言えます(笑)。
しかしながら、過去5~6年、宿泊等に関しては上向いてきているんです。
ノーネクタイで「ようこそ」と元気よく??
――シェラトンが健闘する理由は詳しくは後ほどお聞きしますが、そもそも、シェラトンはどういう位置づけのホテルブランドなんでしょうか。
われわれは今、スターウッドという大手ホテルグループの1ブランドです。スターウッドにはウェスティン、セントレジス、「W」(日本未進出)など9つのブランドがあり、ターゲットとするお客様がそれぞれにあります。
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