舞浜ディズニーで、シェラトンが強い理由 意外なディズニー“プラスα”の仕掛けで盛況

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昨年、入場者数が過去最高を記録した東京ディズニーリゾート。その周辺に位置するホテル群も“日本屈指のホテル村”として、高い競争力を有することをご存じだろうか。
ディズニーリゾートを囲むように立つホテルには、ホテルオークラ、ヒルトンなど有名ホテルが多数。また、新浦安まで足を伸ばせば、パーム&ファウンテンテラスなど、新興勢力も台頭する。だが、その中でも話題に事欠かないのがシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(以下、シェラトン)。ランチブッフェは、情報誌の人気ブッフェランキングの常連。広大な庭園に立つ2つの巨大チャペルなど、個性的なサービスや施設で人気を博す。
そもそも、日本人にとっては、なかなか見分けがつきにくい外資系ホテル。まだまだ知られざるシェラトン流について、長田明総支配人に聞いた。
ディズニー村で、なぜシェラトンは強いのか?

――今年、東京ディズニーランドが30周年ですが、シェラトンも25周年なんですね。歴史はディズニーとともに、業績もともに順風満帆という感じですか?

確かに、われわれ含めオフィシャルホテルは、ディズニーとともに歩んでいますね。ディズニーが風邪を引けば、われわれも風邪を引く(笑)。

それで、過去25年は右肩上がりかというと、必ずしもそうではありません。総売上高の数字は公表できませんが、実は、業績のピークははるか前にあります。つまり、ディズニーが自前(オリエンタルランド直営)のホテルを建てる前です。

――ディズニーランドホテル、アンバサダー、ミラコスタができる前、ということですね。

その3軒のホテルと、さらに新浦安にももうひとつ(浦安ブライトンホテルが)でき、単純に2000室くらい増えたわけです。それがない時代は、オフィシャルホテルはみなもっと高い売り上げを出していましたよ。そういう意味では、右肩下がりとも言えます(笑)。

しかしながら、過去5~6年、宿泊等に関しては上向いてきているんです。

ノーネクタイで「ようこそ」と元気よく??

――シェラトンが健闘する理由は詳しくは後ほどお聞きしますが、そもそも、シェラトンはどういう位置づけのホテルブランドなんでしょうか。

われわれは今、スターウッドという大手ホテルグループの1ブランドです。スターウッドにはウェスティン、セントレジス、「W」(日本未進出)など9つのブランドがあり、ターゲットとするお客様がそれぞれにあります。

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