――施設とか、ハード的なことではないんですね。
ハードは5年前に改装をしています。宴会場を5つ改装工事し、チャペルも手直しをしました。それから各会場のコンセプトを明確にし、そのコンセプトに合ったテーブルコーディネーターをつけ、社外のプロのデザイナーの方も入れて、一緒になって作り上げてきました。
今年のウェディングは「東京リゾートフルウエディング」がコンセプト。ここの立地の強みをさらに打ち出していこうと思っています。
「都心から近いのにリゾート」という強み
――東京に近いんだけどリゾート。必ずしもディズニーと連動していないわけですね。
ええ、していません。ディズニーホテルもアンバサダー、ミラコスタなど、それぞれ年間数千件といった、非常に多くのウエディングをやっていますが、あちらで挙式される方は、本当に“ディズニーのウエディング”を求めていらっしゃる方です。シェラトンのウエディングに関しては、もうまったくディズニーとつながりはないんです。
――これだけ広い洋風庭園に、大きなチャペルが2つもあって壮観ですね。
実は5年前まで、ここはもともと何もない庭園でした。要するに、眺めるだけで、立ち入り禁止区域が多かったんです。芝生が敷き詰めてあって、立ち入っちゃいけませんという看板が立っていたり。それを全部取り払い、歩けるようにしたんです。5月にはバラ園が咲き誇ります。
――チャペルは、どのシェラトンにもあるんですか?
いえ、シティ(型)のシェラトンにはあまりないのでは。独立型のチャペルは、このエリアでも初めてでした。1996年と98年に相次いでチャペルができたことにより、2002年に婚礼はピークにまで行ったんです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら