舞浜ディズニーで、シェラトンが強い理由 意外なディズニー“プラスα”の仕掛けで盛況

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うちのブッフェの値段は3500~4000円と、決して安くありません。周囲には2000円以下のビュッフェもありますからね。それでも、月に1回以上、来てくださる方が多いんです。

平日も地元住民、観光客などでにぎわうブッフェ。大改装が奏功した

新浦安にお住まいの方など地元の方は、毎月第3水曜日がサンクスデーで、2500円でコーヒー付きだというのをよく知っていらっしゃる。どこで情報を仕入れられるのか、ものすごい数の方が集まりますよ。

――ディズニーに決して背を向けるわけでも、脱ディズニーでもなくて、プラスαであると。

そういうことですね。

ウエディング復活の理由

――ウエディングに強い、というのも業界では有名みたいですね。

2002年には「婚礼を年間3000件やったホテル」と言われました。お見合いとか結納とか、すべてひっくるめての話ですが。今でもホテルのウエディングナンバーワンと言われますが、それでも、やはりピークは10年以上前なんです。

ここ4~5年、2012年の前半ぐらいまで、ウエディングは残念ながら右肩下がりでした。ただ戦略を変えて、昨年の夏くらいから、また調子が戻ってきています。

――婚礼が復活したのには、何か仕掛けがあったんですか?

特別な仕掛けは「人」ですね。ホテルに限らず、何事も人がすべてですから。ウエディングの人材の見直しをして、スタッフたちのモチベーションを高める仕組みを作りました。

――人事制度的なことですか?

人事制度も含まれますが、どちらかというと、ウエディングのスタッフに特化した報奨制度であるとか、うまく仕事をした人は褒めてあげるといったことですね。

あとは、お客様に「じゃあ、お願いします」と決めていただけるような、売るテクニックの向上を図りました。1人1人のスキルが上がり、モチベーションも上がってきたのが、数字にも表れているのだと思います。

数字が上がってくると、当事者たちも嬉しいですよね。それがどんどんいい方向に向かっていきました。

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