ボンジュール!! 最近、われらが「東洋経済オンライン」ではディズニーランドネタが人気を博しており、「そんなにディズニーランドがええんかい」ということで、私の住むフランスにあるヨーロッパ唯一のディズニーランド、ユーロディズニーに先週末、突撃取材してきた。
日本では30周年ということらしいが、こちらフランスのディズニーでは20周年のキャンペーン中だ。まぁ、キャンペーンにするとビジネスも上向くので、来年は21周年キャンペーン、その次は22周年キャンペーンをするのかもしれない。
まず冒頭の写真を見ていただきたい。これはユーロディズニーのシンデレラ城と、一緒に遊びに行った欧州、中東、アフリカのグローバルエリートのお友達である。ちなみにマッキンゼーのコンサルタントや某投資銀行で働く友人なので、ディズニーランドを散策していてもやたらとビジネスがらみの話題が多かった。彼いわく、ディズニーランドって儲かってそうなイメージなのだが、実はそうでもないらしい。
昨年は1600万人近くの来場者を達成していながら、ディズニーランド・パリは慢性的な赤字に苦しんでいる。直近の財務を見ても、負債は実に19億ユーロに上っている。
そこで今回のコラムでは、世界中で大人気のディズニービジネスが意外にもフランスで儲かってない理由、およびそこから見えてくる日本社会への驚愕のインプリケーションに関して、現地フランスからの実況リポートをお届けしたい。
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