「帽子」の真実を一体どれだけ知っていますか 思わず人に話したくなる蘊蓄100章

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21. 帽子内側のハットバンドは「スベリ」。「ビン革」「サイズベルト」「ハット・スキーバー」と呼ばれることもある

22. ブリムが周囲全体に付いている帽子を「ハット」、一部のみ、または付いていない帽子を「キャップ」と呼ぶ

23. キャップのクラウンを構成する三角形の布は「レンゲ」

24. キャップのクラウンにある通気孔は「アイレット」

トップハット(写真:hashimoto / PIXTA)

25. 紳士帽の代表格「トップハット」は高さのある円筒形のクラウンが特長。紳士の正式礼装に用いられてきた

26. トップハットの起源については「1760年フィレンツェで考案された」、「1775年中国を訪れたフランス人のために作られたのがはじまり」、「1797年ロンドンでジョン・ヘザリントンが最初に作った」などの異説がある

27. トップハットは狐狩りの乗馬用に作られ、高く丈夫な円筒型のクラウンは落馬時の頭の保護を意図していた

28. 当初トップハットにはビーバーの皮が用いられていたことから「ビーバーハット」の別名でも呼ばれる

29. 19世紀には絶滅危機に瀕したビーバーに代わり絹素材のトップハットが登場、「シルクハット」の名で人気に

30. 19世紀のパリではオペラ観劇時に便利な折りたたみ式トップハットとして「オペラハット」が考案された

リンカーンが大統領時代に被った帽子

31. 米国では19世紀にリンカーンが大統領時代に被ったトップハット「ストーブパイプハット」が流行

32. 「top hat」は「最上の人」の意味で使われることもある

33. 「ホンブルグ」はトップハットに次いで礼服に用いることができるドレッシーな帽子でタキシードに合う

34. ホンブルグは、クラウンの中央に折れ目、反り返ったブリムに絹のリボンの縁取りを施したセミハードの帽子

35. ホンブルグの名はドイツの温泉地名に由来。1889年ホンブルグで流行っていた帽子を英国皇太子(後のエドワード7 世)が愛用するようになり、上流階級に流行した

36. 同じ頃ドイツの温泉郷の賭博場に集まるギャンブラーにより農夫の帽子をアレンジした「チロリアン」が普及

37. 「ボーラーハット」はクラウンが半球型でブリムは全周が上がっている、ハードに加工されたフェルト帽子

38. ボーラーハットは1850年に英国の帽子製造業者ウイリアム・ボーラーが完成させ乗馬用の帽子として普及した

39. yボーラーは、米国ではダービー伯爵にちなみ「ダービー」、フランスでは「ムロン(メロン)」と呼ばれる

40. 19世紀~20世紀、ボーラーハットは上流階級が被るシルクハットと労働者階級が被るソフトハットの中間にある紳士の礼装と認識されていた

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