「腕時計」の真実をどれだけ知っていますか この蘊蓄100章は思わず人に話したくなる

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今回は「腕時計」の蘊蓄100章です(写真:Syda Productions / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「体臭」。連日の猛暑で汗をかきやすいこの時期に気になるコトの一つだ。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。
この連載の一覧はこちら

01. 「腕時計」とは、視認できる小型の時計でベルトによって手首に巻いて携帯するもの

02. 18世紀以降、携帯用時計として一般的だった懐中時計は時刻を読むたびに衣服から取り出す必要があった

03. その時間のかかる動作を省略するためのものとして、手首に巻く時計=腕時計が次第に発展していく

04. とはいえ、18世紀~19世紀初頭の腕時計は一点ものの宝飾品であり、決して普及品ではなかった

05. 世界初の腕時計とされるのが1790年スイスの時計商ジャケ・ドロー&ルショーのカタログに掲載されたもの

06. しかし、この腕時計が実際にどのような形状のものであったかは今となっては明らかではない

07. 現存する最古の腕時計は、1806年にパリの宝石商が製作した、時計を組み込んだエメラルドのブレスレット

08. これは「ジョセフィーヌの時計」と呼ばれ、ナポレオンの后ジョセフィーヌに捧げられたものであった

09. 1810年、パリの時計細工師アブラアム=ルイ・ブレゲはナポリ王妃カロリーヌ・ミュラのために時計を考案

10. 卵型の時計を金髪と金を使用して編んだベルトで装着するもので、2年後に完成したが現在は行方不明だ

一般化したきっかけは、戦争

11. 腕時計が一般化したのは、ドイツ軍の砲兵が懐中時計を手首に巻きつけて使用したことにはじまる

モノ・マガジン9月16日号。特集は『DIYと工具の世界』『防災モノ2016』『和の酒、洋の肴』『必携ジョギングノート』などです

12. 砲撃のタイミングを計測するにあたり、片手で懐中時計を持つよりも腕に巻くほうが手軽だったのである

13. 1879年ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世はスイスのジラール・ペルゴにドイツ海軍用の腕時計2000個を発注

14. この史上初となる「量産型腕時計」は文字盤の上に頑丈な網目状の金属製カバーが取り付けられていた

15. 1899年イギリスとオランダ系アフリカーナが南アフリカの植民地化を争ったボーア戦争が起こる

16. このときイギリス軍将兵は自身の懐中時計を革ベルトで手首に装着して戦ったといわれている

17. このベルトはイギリス軍の総指揮をとったホレイショ・キッチナーにちなみキッチナーベルトと称された

18. 1900年スイスの時計メーカーであるオメガが世界で初めて一般向けの腕時計を発表する

19. これは女性用懐中時計のつまみ部分、竜頭(りゅうず)の位置を横向きに変えて革ベルトで固定しただけもの

20. そのデザインの武骨さから敬遠され一般に普及することはなく、携帯時計の主流は依然、懐中時計にあった

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