61. ハンチングは日本では「鳥打帽」とも呼ばれ、明治20年ごろから商人が愛用するアイテムになった
62. 鹿撃ち帽は19世紀後半に英国で狩猟用に使われた、ブリムが前後につき両側にイヤーフラップがついた帽子
63. 鹿撃ち帽はアーサー・コナン・ドイルの推理小説の登場人物シャーロック・ホームズの愛用品として知られ「シャーロックハット」の別名も
64. 「キャペリン」はブリムの広い婦人用の帽子の総称で「ガーデンハット」「ピクチャーハット」ともいう
65. キャップは、丸型、ワイド型、ベースボール型などいくつかの種類に分けられる
66. キャップは12世紀ごろの僧侶や裁判官の職種・地位を示す被りものから発達したといわれる
67. トックブランシェ(コック帽)は本来髪の毛が落ちるのを防ぐための帽子が高さにより地位の象徴となったもの
68. トックブランシェはフランスの有名シェフ、アントナン・カレームが山高帽から思いついたという説がある
69. 最初に背の高いコック帽を被ったのは1900年ごろパリのホテル・リッツで活躍したオーギュスト・エスコフィエで、背が低いことをカバーし存在を示すためだったとの説も
70. 帽子のサイズは、耳の付け根から指2本分上を水平に測った円周
世界で最も古くから営業している帽子店は?
71. 一般に帽子のサイズSSは53.5cm、Sは55cm、Mは56.5cm、Lは58cm、LLは59.5cm
72. 輸入品の帽子のサイズはインチ表示が一般的。頭の楕円の前後の長径と、横の短径の和の1/2で表示される
73. たとえば日本のサイズ58cm=英国サイズ7インチ=米国サイズ7、1/8インチ。英国サイズと米国サイズが異なるのは、楕円の長径と短径の基準が異なるため
74. 日本人の頭は真円に近く、英米人の頭は楕円に近いため、輸入帽子は前後にゆるく、左右できつい場合がある
75. 帽子の「フリーサイズ」は、通常56~58cmでゴムやアジャスターによってサイズの自由がきくもの
76. フレッド・アステアは20世紀を代表するhat-wearer(帽子愛好家)のひとり
77. エラリークイーンの小説『ローマ帽子の謎』には「シルクハット」という言葉が75回も登場する
78. 2014年、ナポレオンが愛用していた二角帽がオークションにかけられ約2億7500万円で落札された
79. フェルトの帽子の手入れ法。日頃からよくブラシをかける。“の”の字と反対方向に毛並を整えるように
80. 世界で最も古くから営業している帽子店は英国の「ジェームスロック」。1676年創業。その顧客にはネルソン提督、チャーチル首相、チャップリン、ジョン・レノンの名も
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