その「服装」で損していませんか?
「その靴、スーツに似合ってないから、きちんとしたスーツ用の靴に替えてくれる? あとシャツにシワが目立つから、絶対にクリーニング屋でアイロンをかけて」
これは私が新入社員のときに、MBAを取得したてのアソシエイトの先輩に注意された事柄である。当時は「そのくらい、ええやないか!」と反発心を覚えたものだが、それから時は流れてはや15年。そのアソシエイトの先輩が口を酸っぱくして言っていた「服装の大切さ」が、今では身に染みてよくわかる。
私が見てきた一流の人たちは、TPOに応じて、実にファッションに気を使う。別にそこまでしなくてもいい気もするが、なかにはトータルファッションコーディネーターを雇っている人も身近にいた。
これに対しデキない二流の人は、自分の服装で他人に不快感を与えるのが大得意である。
別にその人の胸毛なんか見たくないのにシャツのボタンを首から2つくらいはずしていたり、単なる身内の同窓会なのに、何のコンプレックスの裏返しか、全身をエルメスで包んで参上したりするのだ。
頭が良くて学歴も高いのに、服装で損をしている二流の人は驚くほど多い。服装も「一事が万事」で、服装への気遣いの有無に「仕事のIQ」が如実に表れるのだ。
では、服装によって「デキない二流の人」のどんな欠点がバレるのか。「一流と二流の差」はどこにあるのか。なんといっても「一流の服装の秘訣」とあわせて早速、紹介しよう。
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