健康保険法から見た柔道整復師とは? あなたにも出来る!社労士合格体験記(第69回)

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2007年11月19日、四十数年ぶりに幼少時代を過ごした地、岐阜県中津川市を訪れました。古くは中山道の宿場町として栄えた交通の要所で、名物の栗きんとんは絶品です。現在は名古屋から通勤圏内ですが、当時は遠方に行くというイメージで、温暖な知多半島で育った母親にとって、冬はとてもつらかったと聞きます。

テレビが貴重な時代で、部屋が狭かったせいもありますが、押し入れの中にテレビをしまって、うやうやしく見ていたそうです。私は中学、高校時代にはフォークやロックの音楽にはまり、伝説の中津川フォークジャンボリーにあこがれていました。

不思議だった柔道整復師の施術

住んでいた家は、恵那山を源流とする急流の四つ目川が流れる駅の近くの一角で、3歳から5歳までをそこで過ごしました。当時の記憶はおぼろげにしか残っていませんが、やんちゃ坊主で両親に心配をかけまくっていたことは確かです。
私はその頃ちょっとしたことで、すぐに肩を脱臼してしまい、よく柔道整復師のお世話になっていました。手を上に挙げるだけで、肩がはずれてしまうこともあり、母親を心配させました。でも、柔道整復師のところへいくと、気合いでエイッとやると、すぐに元に戻るのが不思議でたまりませんでした。

そして、鮮明に覚えているのは、交通事故に遭ったことです。まだ、昭和30年代の地方都市ですから、車がそんなに多くはなかった頃です。親が買い物をしている間、近所の子供とふざけて大通りを渡り合っていました。今から考えると、どちらが先に車にぶつかるかという、まるでロシアン・ルーレットのような危険な遊びでした。

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