復興支援3年目、ヤフー社員の"決意表明" 僕、そしてあなたが、セカイを変えるのだ!

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“素晴らしい”の一言に尽きる震災後の活動でも、2年経ってフェーズが変わり始め、微妙な立ち位置になってしまったり、やっている本人たちもモヤモヤし始めている活動も多いのが実情だ。

が、しかし、だ。モヤモヤと考えてるだけではだめなのですよ。堂々巡りをして時間ばかりを費やしてしまう、“犬の道”に入ってしまってはいけない。

何もかもなくなってしまった故郷からセカイを変えようとしている子たちもいる

ITには力がある。それは間違いない。

東北の復興に、規模や単位、スピード、感性、都会的なものを押しつけてはいけないが、ITの力という根幹を忘れてはいけないと思う。地域の課題を都会の感覚をもちつつ、地域から解決しなければ、と自分を奮い立たせる。

かつてゲゲゲの鬼太郎が、妖怪と人間の共生を目指したように。

鉄腕アトムが、ロボットと人間の共生を目指したように。

ワンピースのオトヒメが、魚人族と人間の共生を目指したように。

素晴らしい東北の文化や伝統、こだわりの商品、そしてそこに生きる人々と、大量生産、大量消費されるモノたち、都会の人々みんなが繋がり、持続可能に生活していけるような、そんな共生を目指したいと、僕は改めて思う。

小さな成功が積み上がり始めた

石巻に来て、まだまだ結果を出せていないというもどかしさはある。それでも、小さな成功は積み上がっていると感じる。

まず、周囲の人たちのおかげで、「ヤフーが東北にきたらしい」「“もじゃもじゃの人”(僕)が石巻にいるらしい」というのがちょっとずつ認知(?)されてきた。

次ページ具体的な事例が、ようやく増え始めた
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