東洋経済オンラインに集いし労働者・学生・市民諸君!「若き老害」こと常見陽平である!
今回は7月15日(金)に下北沢B&Bで開催されたイベントのレポートをお届けしよう。その名も「仕事で成長する法則」を語り合う「15の夜」だ。『人材が育つ営業現場の共通点』(PHP研究所)をリリースしたばかりの北澤孝太郎さん、『はじめての社内起業』(U-CAN)著者の石川明さんと語り合った。北澤孝太郎さんはリクルート、ソフトバンクで営業部長を歴任した営業の超プロ、石川明さんはリクルートの新規事業コンテスト事務局を長年務めた、「社内起業」のプロである。
前編は、今どきの「営業力」についてトコトン語り合った。白熱の鼎談の様子をお届けしよう。 本物のソリューション営業とは?
常見 陽平(以下、常見):会場の皆さんは「営業力が強い会社」と聞いてどんな会社を想像しますか?
(来場者からいくつか意見が挙がる)
皆さんからはリクルート、トヨタ自動車、アマゾン、LINEなどの会社名が挙がりました。リクルートは営業力の強い会社としてよく名前が出てきます。「それはいつのリクルートのこと?」と毒づいてみたりもしますが(場内笑)。どちらかというと経営戦略や、人材マネジメントの文脈で出てくることの多いトヨタが登場していたり、ネット企業のAmazonやLINEの名前が出ていたりするのは興味深いですね。でも、アルゴリズムを駆使して、商品を提案してくるのは「営業」そのものともいえます。
さて、石川さんの考える「営業力が強い会社」は?
石川 明(以下、石川):僕は、Nitto (日東電工)さんをあげます。売上高8000億円ほどの大企業で、両面テープやテレビの液晶画面をつくっています。面白いのは、営業の考え方です。
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