「商売の本質を知らない人」の浅すぎる思慮 「インバウンド狙い」という時点でアウト!

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大盛況だった「∞プチプチ」シリーズの開発者、高橋晋平氏を迎えてのイベントの様子をお伝えします
「東洋経済オンライン」に集いし労働者・学生・市民諸君!「若き老害」こと常見陽平である。
あの人気企画がパワーアップして帰ってきた! 昨年の9月に、長年リクルートの新規事業コンテストの事務局を務め、現在、新規事業インキュベーターとして活躍している石川明さんとの公開対談イベントを行った。超満員で盛況だった上、まとめ記事をこの連載で公開(「会社生活を楽しめない人」の残念すぎる思考「商売に失敗する人」が絶対気づかない思考法)したところ大好評で、高水準なアクセス数を記録した。
今回は、全世界で335万個を売るベストセラーとなった「∞(無限)プチプチ」シリーズの開発者であり、TEDxTOKYOへの出演経験もある高橋晋平氏をお迎えし、アイデア、企画について2時間語り倒したイベント(このチケットは24時間でソールドアウトという「神企画」となった)の模様を2回に分けてお届けしよう。

「不の解消」か「快の追求」か

常見陽平(以下、常見):皆さん、こんにちは。昨年9月に、『はじめての社内起業』著者の石川明さんと一緒に、ここ下北沢B&Bでイベントを行ったイベントの第2弾「アイデアのつくり方、企画の通し方、事業の立ち上げ方、公開会議 ~2016年、何かを始めたいアナタのための新年会~」をお届けします。今回はゲストに、あのベストセラー玩具「∞プチプチ」の開発者である高橋晋平さんをお招きしております。

高橋晋平(以下、高橋):はじめまして。高橋晋平と申します。よろしくお願いいたします。僕はおもちゃの開発者です。前職はバンダイだったんですけど、今もそういったおもちゃ開発に携わっていて、面白くてハマってしまう、ついついやりたくなる、人にあげたくなる、そういうものを考え、つくっています。石川さんは、社会をすばらしくする事業に関わっていて。そんな人を前にちょっと恥ずかしいんですけど、僕は人を笑わせるジョーク商品ばかりをつくってきたんです。

一同:笑

高橋:笑わせることを真剣に考えてきました。「∞プチプチ」はどれだけプチプチしてもなくならないプチプチを思いついて、つくったものです。あと、どんなにつまんでも再生する「∞エダマメ」もつくりました。何をしたら笑うのか、何をしたら不必要なものをつい買ってしまうのかを考えてきました。

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