商店街はまだ復活できる?巻き込むべきは誰か

商学連携の可能性、「柔らかいマネジメント」

ビジネスマンたちのアクションリサーチ

著者:水越康介(経営学者、首都大学東京准教授) 撮影:今井康一

私の所属する首都大学東京ビジネススクールでは、公共経営アクションリサーチという授業を毎年開講している。2010年度は水ビジネスの可能性、2011年度は復興のマネジメントをテーマにしてきたのだが、今年度は北九州エリアの産業・商業集積をテーマに掲げた。

アクションリサーチということで、教室で話を聞いてディスカッションするだけではなく、実際に現地に赴いてヒアリングや実地調査を行い、当事者の目線に立って課題を問うていく。

ビジネスの第一線で活躍している方々が学びに来る場だから、アクションリサーチの負担は正直言って相当に大きい。それでも、得るものも多いようで、毎年ずいぶん盛り上がって、各チーム真剣に資料を集めてレポートを書き上げている。

北九州エリアの研究に際して、あるチームが取り上げたのが、商店街の活性化だった。北九州には、小倉の銀天街や旦過市場といったよく知られた商店街がある。調査の当日はちょうどB‐1グランプリが開かれていて、とても賑わっていた。

次ページこの北九州の商店街に未来はあるのか?
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