「数字が苦手」でも経理で活躍できる方法 「ニコイチ」の人材になって差別化を図る

✎ 1〜 ✎ 100 ✎ 101 ✎ 102 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
数字が苦手な文系卒ですが、経理分野でキャリアを積むことは可能でしょうか?(写真:わたなべ りょう / PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

こんにちは。以前、34歳女性、「今の会社に残るか、転職すべきか」で、相談に乗っていただきましたsakuraです。アドバイスをいただき、本当にありがとうございました。
あれから、現在、一般職を総合職にする予定はないこと、そもそも会社自体がこれ以上の成長を見込めないことなどから転職活動を行い、外車ディーラーから経理職の内定をいただきました。
仕事をするからには単なる店舗の金庫番で終わるつもりはなく、会社全体の経理・財務に関われるようになりたいと思っておりますが、どのようにすれば差別化できるでしょうか?
また、正直言って数字が苦手な文系卒なのですが、それでも経理分野でキャリアを積むことは可能でしょうか? アドバイスいただければ幸いです。
会社員 sakura

 

経理とは、過去の実績の集計屋

この連載の記事一覧はこちら

sakuraさん、まずは転職おめでとうございます。いろいろと考えた末に、実際に行動に移されたのは素晴らしいことです。ぜひこの先のキャリアもどんどん切り開いていっていただければと思います。

さて、文系卒で数字が苦手という前提ながらも、どのようにして経理分野で活躍の場を求めるかということですが、方法はいくらでもあるといえます。実際に私自身も文系卒で経理分野からキャリアをスタートさせ、今に至っているわけですから、大丈夫!と声を大にして言いたいところです。

その前にそもそもの前提的なことを誤解を恐れずに言うと、経理とは過去の実績の集計屋のことです。

すでに起きたことを簿記などの知識を用いて数字に落とし込む作業が仕事の大部分になりますから、当然ながら求められる資質としては正確性や網羅性、作業スピードといったあたりが主要となります。そのような前提の仕事ですから、まずは当然のこととしてそういった簿記・財務会計の知識に加え、正確性やスピードといった面で周りに負けない努力をすることが求められます。

次ページ差別化を図る一番の近道とは
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事