若いうちに「職業の選択肢」を絞る必要はない 大切なのは「積極的な」経験を積むこと

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中学3年生からのお悩み相談です(写真:xiangtao / PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

なりたい職業がわかりません。好きなことは服や髪や部屋の模様替えなどですが、服や髪のセンスがあるとはとっても言えないし、部屋のデザインとしても忍耐強く物事を進めるのが苦手です。親や先生はやりたいことを決めて、その目標に向かって勉強しろと言います。でもやりたいことがわからないから、今、私がしなければいけないこともわかりません。勉強しなければいけないということはわかってるけど、どこに向かってるのかもわからないからヤル気も起きません。どうしたらいいでしょうか。
学生(中3)櫻井莉子

中学生ではなりたい職業がわからなくて当前

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中学3年生の方からの相談は本連載始まって以来のことですが、中学生でこんな(といっては失礼ですが)媒体を読まれていることから、興味の矛先が広いのではと勝手に想像をしています。

さて、周りにはやりたいことを探して頑張れと言われるが、肝心のやりたいことがわからない、と。

その年齢では当たり前です。何も悩むことはありません。現在は偉そうに「やりたいことを探して、それに向かって勉強しろ」と言っている大人たちも、間違いなく中学3年生のころにはやりたいことなんて見えていなかったハズです。

私自身も胸を張って言いますが、中学3年生でやりたいことなんぞ見えておりませんでした。

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