「第一印象作り」で空回る人は何がヘタなのか 久々に新人を受け入れる職場は、特にご用心

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新しい人間関係作りに「張り切りすぎて」いませんか?(写真:xiangtao / PIXTA)

こんにちは。メンタルアップマネージャの大野萌子です。

春は出会いの季節。自分自身の生活環境が変わったり、人事異動があったり、新しい人との出会いが最も多い時期です。人間関係の良し悪しは、私たちの生活の幸福度や快適さにダイレクトに影響するので、これまでの環境に「不全感」を抱いている人ほど、新しい関係性をより良いものにしたいと、張り切りすぎるきらいがあります。

ですが、ポイントがずれた力の入れ方をしてしまうと、良い人間関係を築くどころか、最初からマイナスの印象を与えてしまい、空回り……なんてことにもなりかねません。そこで今回は、人間関係の初歩「第一印象」について、改めて考えてみましょう。

徹底的に「ニオイ」にこだわるべき根本理由

この連載の過去記事はこちら

見た目から入る第一印象は、もちろん大きい影響力を持つのですが、実はそれよりも気にしてほしいのが「ニオイ」です。他人の家にお呼ばれした際、自分の家と違ったニオイが気になった、というような経験をされる方は多いでしょう。

また日本人は、世界のなかでもズバ抜けてニオイにうるさい国民と言われています。街はどこも非常に清潔で、生ゴミ臭が漂ってくるようなこともありません。この清潔な生活がニオイへの寛容性を薄くし、敏感にさせてしまっているようです。

それにしても、なぜそこまでニオイにこだわるべきなのか。その要因のひとつは、「嗅覚」が私たちの感情に大きく影響を及ぼすからです。実は五感(視・聴・嗅・味・触)のうち、嗅覚だけが、喜怒哀楽などの感情をつかさどる大脳辺縁系という部分に直接つながっているのです。

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