「第一印象作り」で空回る人は何がヘタなのか 久々に新人を受け入れる職場は、特にご用心

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ビジネスの場において、触れてはいいのは「肘から指先まで」です。握手を求めても構いませんが、顔に近い肩などに触れるのは、それが男性社員でも女性社員でも「もってのほか」と思っておいて損はありません。

泣きながら相談を持ちかけてきた教え子に対し、じっくり話を聞き、励ましながらポンポンと肩をたたいた大学教授。その場面を周りで見ていた学生たちから「あの先生は気持ち悪いので、辞めさせてください」と声が上がった……。これは最近、ある大学で実際に問題になったケースです。

良かれと思ってやったことでも、ボディタッチの場合は特に、あなたの印象をガタ落ちさせる要素になりかねないことを肝に銘じてください。

自分の「身長」を加味して、相手との距離をとろう

もう一つ付け加えると、相手との「距離感」にも気を付けてください。初めて会った人や、まだ親しくない人との挨拶や会話を交わす距離は、一般的には「お互いが手を伸ばしても届かないくらいの距離」と言われています。大体160~175cmくらいでしょうか。「殴ろうと思っても殴れない距離」なんて言われ方もします。

背が高い人ほど相手に圧迫感を与えやすいので、自分の身長に合わせて距離を置くといいですね。場所の広さにもよるとは思いますので、臨機応変に対応していただければと思います。親しくなれば、おのずと距離も縮まってきますので、最初からムリに詰め寄らないようにしたいですね。

適度な緊張感と相手への配慮をもって接することで、第一印象をアップさせ、新しい出会いから豊かな人間関係を築けるはずです!

大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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