事実!できる子は「遊びの質」が優れている

子ども時代にどれだけ勉強をさせるべきか

こういった遊びをすると、どうなるかといいますと、次のようなことが無意識のうちに“学び”として備わってくるのです。

無意識のうちに“学び”へ変化する

【普遍的基礎力】(いつでもどこでも通用する「根本の力」という意味。私の造語です)
(1)想像力→イメージすることが自然と訓練される
(2)創造力→ゼロから新しいものを作り上げる。または新しいルールを自ら作る
(3)積極性→遊びへの参加は前向きである。後ろ向きに遊ぶ子はいない
(4)交渉術→問題があったときに口喧嘩をする。これはある種の交渉
(5)協調性→ひとりで遊ぶこともあるが、集団で遊ぶ場合は、これが育まれる
(6)挑戦意欲(探究心)→子どもは、遊んでいるうちに、さらに遊びの水準を上げる傾向がある
(7)集中力→遊びには夢中になれる。集中力の訓練が自然となされる
(8)心身の健康→いうまでもない

 

まだまだこれ以上あるかもしれませんが、あえて言語化すると以上のようになります。大人でも、よく遊び、仕事のできる人は、「遊びから得られたヒントがビジネスで応用されることが多い」といいます。これは大変興味深いことです。上記の8つは、ビジネスでも必要とされるエッセンスであることを考えると、“遊び”がいかに重要なことであるかおわかりいただけるのではないでしょうか。

このように考えると、遊びには「能力開発」という側面もあるのです。たとえば、高橋さんのお子さんのように秘密基地づくりをしたり、野山で自然と触れた遊びをしたりしているかどうか。また鬼ごっこやかくれんぼ、お人形さん遊びや昔からの伝統的遊びをやっているかどうか。

伝統的な遊びには、それだけ長く続くだけのよさがなんらかあったということです。遊びを通じて、トラブルからの学びであったり、人間関係の複雑さを学んだりもしていたのです。

次ページ小学校段階の基礎を身に付けるには?
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 日本野球の今そこにある危機
  • コロナ後を生き抜く
  • 日本と中国「英語教育格差」
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
100億円の寄付を即決<br>ユニクロ柳井会長の危機感

ともにノーベル賞を受賞した京都大学の本庶教授、山中教授に、ユニクロの柳井会長が過去最大規模となる総額100億円を寄付すると発表。研究支援を決めた背景には、サステナビリティ、社会課題の解決などに対する柳井氏の強いメッセージがありました。