【ご相談】
【石田先生の回答】
小学校までのやり方では足りない
福原さんからのご相談内容を拝見すると、お子さんは小学校の頃から、よく勉強を頑張ってきたようですね。しかし中学校に入ったら成績表が「さっぱりであった」と。
実は、このようなご相談はよくあります。もちろん、小学校で勉強してきたプリント形式の勉強が無駄であったということではありません。力はそれなりについていますが、中学のテストで点数を取り、成績表をよくするためには、やるべき“準備と方法”があるのです。それを知らずにただやみくもに勉強をしても結果は出ません。
福原さんのお子さんが小学校のときに勉強されたプリント形式のドリル学習は、読み書き計算といった単純な学習作業では非常に効果的です。反復演習を基本としており、基礎学習という土台を作るうえで不可欠なものです。基礎的なトレーニングは頭をいつも動かせるように、または、鈍らせないようにするために、非常に重要なものです。
しかしドリル学習は、運動でいう「腕立て」「腹筋」「スクワット」にあたり、基礎という意味での効果はあるものの、それだけで“試合”に出て勝てるわけではありません。試合に勝つためには、技を学んだり、弱点を補強するための練習や練習試合を重ねるなど、戦略を練らなくてはなりません。日々の筋トレだけでは試合には勝てない、ということです。
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