②小学校・中学校時代に習ったことが問われると言っても、試験形式(テストセンター、ペーパー、Web)によって、出題範囲が決まっています。出題傾向を知り、対策することにより、確実に点数をアップさせることが出来ます。
③SPI3の本番では、「正確性」と「スピード」が問われます。そのためには、「場数を踏むこと」と「試験の受け方」を工夫することが大切です。
言語能力検査では、「語彙力」と「読解力」が試されます。試験形式により多少の違いがありますが、「二語関係」「熟語の意味」「熟語の成り立ち」「語句の用法」「文の並び替え」「空欄補充」「長文読解」の7分野です。
まずは、できるだけ売れている対策本を一冊購入し、制限時間を意識して問題を解いて、自分の強み・弱みを把握して下さい。容易に正解できる分野の問題は放っておき、答えにくい分野の問題に絞って勉強して下さい。他のSPI3の問題集を解いたり、ネットから範囲別問題を購入したりして、繰り返し問題に当たるべきです。
「語彙力」に課題がある場合には、正しい語彙の意味を覚えてください。また、「読解力」に課題がある場合には、繰り返し問題を解くことで、コツをつかんでください。
ちなみに、昨年私がコーチしたある学生は自分の「語彙力」の課題を克服するために、「中学校」で習う語彙の「単語帳」を作り、意味を覚えることに努めました。その結果、言語能力検査でつまずくことが少なくなりました。
「5÷1/2」の答えは?
非言語能力検査では、「情報の整理」と「計算力・判断力」が試されます。問題の種類は、試験形式により違いがありますが、全ての試験に共通しているのは、「推論」「図表の読み取り」「集合」「順列・組み合わせ」「確率」「料金の割引」「損益算」「分割払い・仕事算」「速さ・距離・時間」の9分野です。
多くの企業が実施するテストセンター形式の試験では、「割合・比」「代金の精算」「資料の読み取り」「長文読み取り計算」の4分野が追加されます。非言語分野でも、早めに自分の不得意分野を特定し、その分野を繰り返し勉強することが重要です。
ちなみに、最近8人の就活生に「5÷1/2=?」の答えがすぐ出ますか?と聞いてみました。分数の計算は小学5~6年で習いますが、残念ながら、2人の学生は答えられませんでした。
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