ムダ会議が激変!一目置かれる人の「スゴ技」 30代から覚えるべき「会議を動かす」技術

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では、どんな状態を目指していくのか。それ考えるための目安となるものが「変革受容カーブ」というものです。変革受容度には6つの段階があります。

興味・関心:なぜ変わらなくてはいけないのかを知る
理解:変化の影響を理解する
ポジティブ志向:変化をチャンスと認識する
参加意識:変化にかかわりたいと思う
実行:自ら行動する・できる
当事者意識:新しい環境で自律的に活動する

 

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変化受容カーブ

「3つのギャップ」にはこう対応しよう

この段階を上がるのを阻んでいるのは「コミュニケーション」「マインド」「スキル」という3つのギャップです。

ファシリテーションする際には、参加者が今どの段階にあるのかを把握し、ギャップを埋める手助けをしていきます。では、3つのギャップとは何かを見ていきましょう。

まずひとつ目のギャップはコミュニケーション・ギャップです。内容や目的がきちんと伝わっておらず、そもそも何が起ころうとしているのかを知らないという状態です。参加者に何らかの変更を求める会議などでは、場合によっては「聞いてないし……」と斜に構えていることもありますし、「自分は悪くない」と開き直っている場合もあります。冒頭の私の失敗談もこのギャップがあったために「そもそも……」発言が出てしまったという例です。

参加者がこの段階にあるときは、「何が問題なのか?」「なぜ変わらないといけないのか?」ということを事実ベースで伝えて、「それは確かに何とかする必要がある」と納得するまでギャップを埋めていきます。

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