ムダ会議が激変!一目置かれる人の「スゴ技」 30代から覚えるべき「会議を動かす」技術

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
拡大
縮小

では、どんな状態を目指していくのか。それ考えるための目安となるものが「変革受容カーブ」というものです。変革受容度には6つの段階があります。

興味・関心:なぜ変わらなくてはいけないのかを知る
理解:変化の影響を理解する
ポジティブ志向:変化をチャンスと認識する
参加意識:変化にかかわりたいと思う
実行:自ら行動する・できる
当事者意識:新しい環境で自律的に活動する

 

画像を拡大
変化受容カーブ

「3つのギャップ」にはこう対応しよう

この段階を上がるのを阻んでいるのは「コミュニケーション」「マインド」「スキル」という3つのギャップです。

ファシリテーションする際には、参加者が今どの段階にあるのかを把握し、ギャップを埋める手助けをしていきます。では、3つのギャップとは何かを見ていきましょう。

まずひとつ目のギャップはコミュニケーション・ギャップです。内容や目的がきちんと伝わっておらず、そもそも何が起ころうとしているのかを知らないという状態です。参加者に何らかの変更を求める会議などでは、場合によっては「聞いてないし……」と斜に構えていることもありますし、「自分は悪くない」と開き直っている場合もあります。冒頭の私の失敗談もこのギャップがあったために「そもそも……」発言が出てしまったという例です。

参加者がこの段階にあるときは、「何が問題なのか?」「なぜ変わらないといけないのか?」ということを事実ベースで伝えて、「それは確かに何とかする必要がある」と納得するまでギャップを埋めていきます。

次ページ頭ではわかっても心が無理、を変えるには
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT