「負けない経営者」が持つ、たった1つの共通点

米国のプロ経営者が明かす危機克服の秘訣

「米国でも失敗は決して称賛はされない。ただし、会社を潰しても、それが事実として受け止められるだけで、日本のようにネガティブなイメージがつきまとうことはない」と語るホロウィッツ氏(写真:梅谷秀司)
インターネットの普及によって、起業のハードルはかつてに比べてずいぶん低くなった。それでも事業環境が目まぐるしく変わる中、企業を存続させ、さらに成長させるのはそう簡単ではない。
シリコンバレー有数のベンチャーキャピタル(VC)、アンドリーセン・ホロウィッツの創業者兼ゼネラルパートナー、ベン・ホロウィッツ氏にとってもそうだった。ブラウザの「ネットスケープ」開発者で知られるマーク・アンドリーセン氏と立ち上げ、ホロウィッツ氏がCEOを務めたラウドクラウド(後にオプスウェアへ社名変更)は2000年前半のネットバブル崩壊を受け、何度も破綻の危機に追い込まれた。
最終的には2007年に同社を米ヒューレット・パッカード(HP)に16億ドル超で売却したが、それまでの日々は、最大顧客の倒産から株価急落、3度に渡るリストラ・・・とまさに壮絶。昨年上梓した「ハード・シングス」では、その地獄のような体験について「私は眠れず、冷や汗をかき、もどし、そして泣いた」とつづっている。
今や若い経営者へアドバイスする立場となったホロウィッツ氏がブログでつづるマネジメントの教訓は、経営者以外からも絶大な支持を得ている。同氏が考える、CEOに求められる資質とは。
インタビューの原文はこちら

成功者はとにかくあきらめない

――自身がCEOを務めた会社を最終的に売却するまで、資金ショートや株価急落など、次から次へと困難に直面しました。それでも、最後まで事業の存続をあきらめずにいられた理由は。

正直あきらめないのは簡単なことではなかった。ただ、大勢の人を落胆させたくないという強い思いがあって、どうにかして答えを見つけ出そうと試行錯誤し続けた。答えを見つけ出す前に時間切れになるという問題もあったが、何もしない時間は結局無駄になるのでとにかく答えを探す努力をしたんだ。本当にそれだけに集中した。その後、多くの成功者に話を聞く機会があるが、やはり成功の秘訣はあきらめないことだと皆言う。

次ページ最悪な時期にすべき選択とは
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
  • 今見るべきネット配信番組
  • 「お金で損しない」森永康平のマネーリテラシー講座
トレンドライブラリーAD
人気の動画
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
度数1%未満の「微アルコール」が広がる理由
度数1%未満の「微アルコール」が広がる理由
不祥事続く三菱電機、「言ったもん負け」の特異体質
不祥事続く三菱電機、「言ったもん負け」の特異体質
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
私大トップ校の次の戦略<br>早慶上理・MARCH・関関同立

受験生確保や偏差値で高い水準を誇る関東・関西のトップ私大13校。少子化や世界との競争といった課題に立ち向かうための「次の一手」とは。大きく揺れる受験動向や、偏差値や志願倍率と比べて就職のパフォーマンスが高い大学・学部なども検証します。

東洋経済education×ICT