なぜ「1人1台タブレット」が必要か?
――現在、ICTを用いた教育が全国で活発になってきているようです。その中で、愛和小学校の特色は何だとお考えですか。
いくつかあります。ひとつは、全校生徒に対し、「1人1台タブレット利用」を2年間継続して実践していること。また、プログラミング学習を総合的な学習の時間に位置づけていること。それから、総務省が行う「先導的教育システム実証事業(通称:教材クラウド)」の検証協力校になっていること、また昨年からマルチデバイスに取り組んでいることが挙げられます。
――1人1台タブレットを配布しているのはなぜですか。
私が「1人1台タブレット配布」を開始したのは2013年10月。愛和小学校の前身である東愛宕小学校の校長をしていたときのことです。
当時は今よりもさらに生徒数が少なく89名で、ある民間企業からiPadを半年間100台借りられたため利用してみることにしました。結果、半年使ってみて非常によかったんです。一台を何人かで使い回しをする必要がなく、子どもたちがそれぞれ使いたい時に使える。そのため翌年も1人1台を実践したいと思い、企業や大学に話をしたところ協力してくれるところがあり、iPadを136台借りることができました。
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