プログラミング先進地、武雄はここまでやる

公立小学校でいったいどこまでやれるのか

プログラミングの授業を先進的に取り入れた武雄市の小学校の事例をレポートします
2020年に学習指導要領が改訂される。それに伴い、小学校でプログラミングが必修化されることを知っているだろうか。一足早く2012年から中学校の技術・家庭科では「プログラムによる計測・制御」が必修になっていた。そうした中、小学校でも実証的に授業を行ってきた自治体のひとつが、佐賀県武雄市。2014年からプログラミングの授業を取り入れ、丸3年が経過しようとしている。
いったいプログラミング教育の実際と、その利点とは? 2月に同市山内西小学校で行われた成果発表会に参加し、教育長や関係者にも話を聞いた。

笑いが絶えない成果発表

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当日、小学校1年から3年までのクラスで開催された成果発表。筆者にとって興味深かったのは、プログラミングを通じて子どもたちが新しい表現方法を見いだしていたことだった。

3年生は1年生から3年間にわたりプログラミングを学んできた。その集大成が「夢のロボットを動かそう!」というテーマでの発表会だ。プログラミングを行う前に、まずはそれぞれが考える夢のロボットのイメージを決める。そして自分の描いた絵をタブレットに取り込む。いちばん多く目立っていたのは人間の手伝いをするロボットだ。

ある子は「疲れて帰宅するお母さんを少しでも休ませてあげたいので、料理ロボットを作った。最後にお母さんにありがとうと言わせるまでがそのロボットの役割」と発表していた。プログラミングは日常生活を便利にするツールとして自然な形で考えられていた。

プログラミング教育というと、使っているPCやデバイスに情報をインプットして終わりという形になりやすい。プログラミングが目的化され、「作品」がどんどんデバイスに蓄積されていくイメージだ。しかし武雄市の子どもたちが作るものは、それにとどまらない、より実用的で立体的なものだった。

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