※石田勝紀先生へのご相談はこちらから
ゲームをやるのは“子ども側”の問題か
子どもがゲームにハマり、勉強をしなくなっていった……という相談を全国からたくさんいただきます。男の子で小学生高学年、中学生の場合は、大半がこのご相談といっても過言でありません。
親は、ゲームを持たせた段階で、このような状態になることを覚悟しなくてはなりません。いったん持ってしまったら、ない状態は考えられなくなり、高度に進化し続けるゲームにますますハマっていくのは必然なのです。
しかし、はたしてゲームをやること自体が問題かというと、そうではありません。実際、ゲームを毎日やり続けている子でも勉強ができる子はいますし、さらに言えば、問題視しているのは“親側”だけであり、“子ども側”は問題どころか、テンションが上がり心が満たされており、ハッピーなのです。
問題なのは、親がこのように考えることなのです。
「このままの状態では、勉強をしない子になり、進学も危うくなり、将来も心配である」
ということは、親側の問題を解決させるためには、子どもが勉強にさえ向かえばいいわけです。しかし、ゲームにハマっている子からゲームを取り除くことはできません。1日60分などと限定したところでまったく効果がないことは、よく知られています。
また、物理的にゲームを取り除くことができても、友達の家でやっていたり、親の目を盗んでやるなど、今度は見えないところでやっていたりします。そうなるともはや子どもは、親を敵視するようになることもあります。
これはどう考えても不健全です。そこで、今回、本質的な対応策についてお話しします。
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