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損害保険トップインタビュー②三井住友海上 舩曵真一郎社長「顧客本位のためスキル向上優先」

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舩曵 真一郎(ふなびき・しんいちろう)/1983年住友海上火災保険入社。三井住友海上火災保険専務執行役員、MS&ADホールディングス執行役員など歴任。2021年より現職。今年6月からMS&AD社長・CEO兼務。 (撮影:尾形文繁)

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生命保険会社、損害保険会社問わず、「社会課題解決」が大きなテーマになっている。「週刊東洋経済」の臨時増刊「生保・損保特集号」は、保険会社の生き残りの条件となった社会課題解決への各社の取り組みをリポート。
さらに各社トップへのインタビューや、資産形成サービス、ヘルスケア、AI・テクノロジーなど最新の動きも網羅した。その誌面から、注目記事をお届けする。

──社長就任から約3年が過ぎました。

就任時に最も考えたのは、社員が前向きに仕事に取り組むためにはどうすればよいか。自身のことを振り返ると、新卒時に配属された大阪での3年間は、時代背景や上司との関係もあるが、多くの仕事を任され、事細かに報告を求められることもない。極めて良好な環境に身を置くことができ、モチベーションの源泉になったことを思い出した。

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