「サイバー攻撃」に備える新種保険の中身とニーズ 損保「新種保険の最前線」<前編>あいおい、SOMPO…

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サイバー攻撃に対応した保険の中味とは (写真:PIXTA)
生命保険会社、損害保険会社問わず、「社会課題解決」が大きなテーマになっている。10月21日発売の「週刊東洋経済」の臨時増刊「生保・損保特集号」は、保険会社の生き残りの条件となった社会課題解決への各社の取り組みをリポートする。
その誌面から、注目記事を紹介。ここでは、自動車、火災、傷害、海上以外のいわゆる「新種保険」について最新の動きをリポート。その前編をお届けする。後編はこちら
週刊東洋経済臨時増刊 生保・損保特集 2024年版
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新種保険は火災、自動車などの主力商品と比べて歴史は浅いが、ライフスタイルやビジネス環境が変化したことで、従来の保険ではカバーしきれないニューリスクに対応するニーズから生まれた。その数20~30種類にも及ぶという。

デジタル化の進展でデータを活用して個別のリスクを細かく分析できるようになり、特定のリスクに対応できる商品が開発しやすくなったことが最大の理由だ。

日本損害保険協会がまとめた種目別の正味収入保険料の統計によると、2023年度の新種保険は1兆5123億円と前年度比3.8%増、伸び率では種目別トップで業界を牽引している。

新種保険の中で注目を集めるのがサイバー保険だ。データを不正に暗号化し、復元と引き換えに身代金を要求する悪質なランサムウェアは、警察庁調査によると昨年1年間で197件に上った。

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