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日本損保協会・城田宏明会長が語る業界の今後 信頼回復が最重要、新たなリスクにも対応する

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城田宏明(しろた・ひろあき) 1992年東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)入社。2024年4月に東京海上日動社長に就任。6月に日本損害保険協会会長に就任。 (撮影:尾形文繁)

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生命保険会社、損害保険会社問わず、「社会課題解決」が大きなテーマになっている。「週刊東洋経済」の臨時増刊「生保・損保特集号」は、保険会社の生き残りの条件となった社会課題解決への各社の取り組みをリポート。
さらに各社トップへのインタビューや、資産形成サービス、ヘルスケア、AI・テクノロジーなど最新の動きも網羅した。その誌面から、注目記事をお届けする。

商慣習の根本的な見直しを進めなければならない

──損保業界では不祥事が相次ぎました。

業界にとっては信頼回復に向けた取り組みが最優先だと思っている。お客様から本当に変わったと評価していただくために、商慣習の根本的な見直しや適正な競争環境の整備を進めなければならない。トップラインやマーケットシェアに偏重していたという反省もあるので、企業文化の変革に向けて、スピード感を持って改革に取り組まなければいけない。

──具体的にはどういう部分を是正しますか。

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