生命保険会社、損害保険会社問わず、「社会課題解決」が大きなテーマになっている。「週刊東洋経済」の臨時増刊「生保・損保特集号」は、保険会社の生き残りの条件となった社会課題解決への各社の取り組みをリポート。
さらに各社トップへのインタビューや、資産形成サービス、ヘルスケア、AI・テクノロジーなど最新の動きも網羅した。その誌面から、注目記事をお届けする。
──保険市場の現状をどう見ていますか。
生保のニーズとして社会保障の補完役割がある。公助・自助のバランスにより生命保険でカバーすべきところが今後も増えてくるだろう。生保業界は商品もチャネルも多様化し、さまざまなニーズに対応できるようになった。その役割は大きいと思う。ただし人口が減少する日本市場だけで大丈夫というものでもなく、国外に目を向けていく必要もあるだろう。
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