住信SBIネット銀行の買収に意欲を示す、意外な企業が急浮上している。

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「水面下でTOBの可能性を探っているようだ」。6月に銀行業への参入を表明したNTTドコモ。買収先の候補がたびたび報じられているが、ある銀行の名前が急浮上している。住信SBIネット銀行だ。
同行にはSBIホールディングス(HD)と三井住友信託銀行が34%ずつ出資する。ある市場関係者は、この2社が「株式を手放してもまったく不思議はない」とし、TOBによる買収の可能性が高まっていると話す。
まずSBIHDの傘下には、TOBによって連結化したSBI新生銀行があり、最近は住宅ローンなどのリテール市場で存在感を高めている。住信SBIと競合関係になるほどで、同行をグループに置いておく意味は大きく薄らいでいる。
住信SBIの時価総額は約4000億円。M&Aでの業容拡大を視野に入れるSBIHDにとって、34%の株式売却は新たな企業買収の軍資金にもなる。
三井住友信託銀行の幹部も「住信SBIの上場以来、かなり距離ができてしまっている」とし、「(TOBで)SBIHDが株を売る方針ならば、われわれも金額次第で判断することになるだろう」と話す。
三菱UFJは検討終了
買収候補にはオリックス銀行や来年10月に新規株式上場を控えるソニーフィナンシャルグループなどの名前も挙がる。BaaSで提携関係にある三菱UFJ銀行と共同での新銀行設立も取り沙汰されたが、「出資比率で51%超を取れないため検討を打ち切った」(三菱UFJ関係者)という。
携帯電話大手4社の中で、グループ内に銀行がないのはドコモだけ。レガシーバンクの脅威になる銀行が、間もなくまた1つ誕生する。
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