銀行員が選んだ「職場としての銀行」ランキング 働きやすい銀行、働きがいのある銀行はどこか
銀行といえば、総じてお堅いイメージを持たれがち。だがある大手行の本部を訪れてみると、スーツ姿はごくわずか。多くの従業員がカジュアルな服装で業務に当たっており、さながらIT企業の雰囲気だ。
働き方改革は銀行にも及んでおり、職場の雰囲気や働きやすさも様変わり。だが、それも銀行によって違いがあるようだ。
そこで今回、従業員口コミサイト「OpenWork」を運営している「オープンワーク」社の協力を得て、銀行の現役行員はもちろん、OBやOGなども書き込んだ忌憚のない口コミ投稿を基に3つの視点で「働きやすい銀行ランキング」を作成した。
3つの視点でランキング
具体的には文化や体制面など、組織にまつわる投稿を集計した「組織文化ランキング」、モチベーションを保つことができるか、成長機会を感じられるかといった投稿を集計した「働きがいランキング」、そしてワーク・ライフ・バランスや女性の就労環境など、環境面に関する投稿を集計した「働きやすさランキング」の3つだ。
サンプル数を確保するため、口コミの投稿者数が50以上の銀行を対象とし、分析には信用リスク評価会社「クレジット・プライシング・コーポレーション」の協力を仰いで、2007年7月から今年8月末までに投稿された口コミを集計。そのうえで自然言語処理などを行い、各行に対する評価をスコア化してもらった。組織や職場に関する改革が進捗していることにも配慮して、新しい口コミ投稿ほど高い得点になるよう傾斜配分している。
なお、オープンワークおよびクレジット・プライシング・コーポレーションは、個別企業の分析リポートの外販も行っている。
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