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「預金に対する貸出金比率」が高い銀行ランキング 利上げ局面で収益力の向上に期待が高まる

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コインを積み上げるビジネスパーソン
(写真:mrmohock / PIXTA)

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「金利ある時代」の到来は銀行業界にどのような影響を及ぼしているのか。本特集では、各行のデジタル戦略や、利上げがもたらす意外な影響などを深掘りしつつ、独自のランキングも交えて、銀行業界の最新動向を紹介する。

「金利ある時代」に突入し、銀行の業績押し上げが期待されている。しかしその恩恵は一様に受けられるものではなく、各行の実力次第で優勝劣敗が鮮明になる局面でもある。そこで今回は103行の財務データを基に「実力ランキング」を作成した。

預貸率では九州勢が上位

総合ランキングに進む前に、利上げ局面で重要となる2つの指標について解説しておきたい。

まずは「預貸率」。銀行の預金残高に対する貸出金残高の比率だ。銀行にとって預金利息はコスト、貸出金利息は収益であり、その差が利益となる。そのため利上げ局面では、預金が少なくて貸出金が多い、つまり預貸率の高い銀行ほど有利になる。

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