銀行員は出世が命。トップの座に就くのははたして誰なのか。
「金利ある時代」の到来は銀行業界にどのような影響を及ぼしているのか。本特集では、各行のデジタル戦略や、利上げがもたらす意外な影響などを深掘りしつつ、独自のランキングも交えて、銀行業界の最新動向を紹介する。
「本当は、宮下を銀行頭取に持っていくのがベストなんだが、さすがに銀行頭取を三和には譲らないだろう」
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の次期トップレースの号砲が鳴った。FG社長の亀澤宏規氏が任期5年目、傘下の三菱UFJ銀行頭取である半沢淳一氏が4年目を迎えたからだ。すでに候補者たちの名前は出そろっており、関心は誰がどのポストに座るのかに移っている。
トップ人事の不文律
三菱UFJの場合、FG社長は平野信行氏の6年から三毛兼承氏の1年まで差があるものの、頭取の任期は4年が不文律。事実、旧東京三菱銀行時代に三木繁光氏が頭取に就いた2000年以降、体調不良を理由に任期途中で退任した小山田隆氏を除く全員が4年だ。そのため来年4月には両トップが交代するとみられている。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら