有料会員限定

「資金利益」の試算増加率トップ&ワースト20 利上げ局面で"本業による収益力"は二極化

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

銀行にとって本業中の本業で得られる「資金利益」。その増加率を見てみよう。

積まれたコインの上に立つビジネスパーソンのミニチュア
(写真:kai / PIXTA)

特集「銀行大波乱」の他の記事を読む

「金利ある時代」の到来は銀行業界にどのような影響を及ぼしているのか。本特集では、各行のデジタル戦略や、利上げがもたらす意外な影響などを深掘りしつつ、独自のランキングも交えて、銀行業界の最新動向を紹介する。

銀行業界が待ちに待った「金利ある世界」。だが、一様にメリットを享受できるわけではなく、資産のポートフォリオや展開するビジネスなどによってその影響度合いには濃淡がある。そこで今回、東洋経済ではメガバンク・地方銀行103行を対象に、1%の利上げがあったと仮定した場合の利上げ影響度合いを独自試算、「メリット享受ランキング」を作成した(試算の前提は記事末尾参照)。

まずは、銀行の本業中の本業である「資金利益」の増加率を見てみよう。2023年度決算の資金利益をベースに、1%利上げされた場合、どれだけの増益が期待できるかについて試算した。銀行の利息収益を合算した資金利益は利上げ影響が直接効いてくる。預貸利息、預け金利息、円債(国債・地方債)利息の3項目を対象とした。

利上げで収益力は「二極化」

関連記事
トピックボードAD