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「大統領選が終われば株上昇」とは限らない大接戦 どちらが勝っても議会が政策実現を左右する

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史上まれに見る僅差のまま11月5日の投票日が近づく。景気、マーケットはどうなるか。

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※本記事は2024年11月2日6:00まで無料で全文をご覧いただけます。それ以降は有料会員限定となります。

アメリカ大統領選挙まで1週間弱となったが、ハリス氏とトランプ氏の間で大接戦が続いている。

全米での支持率をみると、ハリス氏が参戦してから2週間程度たった8月前半には、ハリス氏の支持率がトランプ氏を上回った。また、9月10日の大統領候補者討論会で、トランプ氏が冴えないパフォーマンスを示したとの評価から、ハリス氏のリードは広がった。

足元でトランプ氏の巻き返しが見られ、両氏の支持率は拮抗している。

ハリス氏は「ラストベルト」でリードが足りない

全米レベルの支持率も重要だが、大統領選挙は全米での人気投票ではなく、各州で集計される。人口規模に応じて州ごとに選挙人が配分され、合計538人の選挙人のうち過半数で270人を獲得した候補者が勝者となる。

支持政党が明確な州の選挙人を積み上げると、ハリス氏、トランプ氏それぞれ230人程度と拮抗している。勝敗の行方は、支持政党が揺れ動くスイングステート6州次第だ。

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