「青かった街が赤に」激戦州"トランプ化"のリアル 盛り上がっていたハリス陣営は次第に意気消沈

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喜ぶトランプ氏の支持者たち(写真:Eva Marie Uzcategui)

民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)と共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が一騎打ちとなったアメリカの大統領選は11月6日未明(アメリカ東部時間)、AP通信がトランプ氏勝利に当確を報じた。

トランプ氏がホワイトハウスに返り咲くことにより、協調と民主主義を守ることを継承してきたバイデン政権とは異なる時代が訪れる。アメリカはグローバル・リーダーではなく、リーダーに知性や常識が求められた時代も終わった。

異例の”フライング勝利宣言”

トランプ氏は当確速報より3時間ほど前の6日午前2時過ぎ、南部フロリダ州ウェストパームビーチに集まった支持者らを前に早々と「勝利宣言」をした。主要メディアが「当確」を打つ前の勝利宣言は、極めて異例だ。

大歓声に包まれたトランプ氏は「第47代と第45代の大統領に選ばれたというすばらしい栄誉を国民に感謝したい」と笑みを浮かべた。

勝敗を分ける7つの激戦州のうち、AP通信は早い段階で南部ノースカロライナ州とジョージア州をトランプ氏が獲得することが確実だと報じた。激戦州のうち両候補が喉から手が出るほど「獲得」を願った北部ペンシルベニア州でも、トランプ氏が勝利した。

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