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反抗期だけが理由とも思えない
かなり深刻な状態になってしまっているようですね。親としてもどう対応していいか不安な毎日でしょう。思春期、反抗期真っ只中とのことですが、確かにそれもあると思いますが、単純にそれが理由とも思えません。今の状態では、いくら説教しようが、いくら叱り、怒ろうが、解決することはないでしょう。原因が何なのか、それがわからないと対応のしようがありませんから、まずは原因を考えてみましょう。
「子どもを叱り続ける」ということで日々“格闘”しているご家庭は少なくありません。“格闘”になってしまっている原因は、いくつかに分類されます。それを筆者は「子どもを叱り続ける人が知らない『5つの原則』」と呼んで、講演会などでもよくお話ししています。
【第2原則】―強制されたことは、やらないか、やったとしても面従腹背となる
【第3原則】―人間には最低3つの長所がある
【第4原則】―親の成長は止まっているが、子どもは成長している
【第5原則】―「怒る、叱る、諭す」の3つを使い分ける
この5つの原則は書籍でも書いたことがあるのですが、実は、この5つ以外に、もう1つあり、それを「第6の原則」と呼んでいます。第6の原則は非常に表現することが難しく、日ごろ割愛していますが、実は柴田さんのケースは、まさにその第6の原則が当てはまるように思います。
第6の原則とは何か。それは次のことです。
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