出世に後れた女の悩み、「残るべきか転職か」

仕事のミスが続き等級が新人並みに

仕事のミスが続き、等級も新人並みに下げられました(写真 :monzenmachi / PIXTA)

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新卒で入社したメーカーの子会社で11年ほど働いています。社内の監査、購買、人事と部署を異動しました。
現在いる人事部は、社内公募で応募しました。毎日、手入力で社員の情報を入力したり修正したり、ビルへの入館カードを郵送したりと、思っていたのと違う雑用が多いことにやる気をなくしています。
また、自分が今までやったことのない作業に慣れておらず、異動したときに前担当者は退職しており、引き継ぎがうまくできなかったこともあり、営業からクレームが上司に入ってしまいました。
再発防止策を考えようにも大きな組織改訂もあり、もともとの業務全体の改善が必要となり、正直、自分の力が追いつきません。結果としてミスが続いてしまったため、異動して1年後の査定で、給料の基本となる等級が下げられました。
同期はみんなリーダー職になっているのに、私は新人と同じ等級で、恥ずかしくて悔しいです。リーダーは「言い訳をするな」「何でできないのかわからない」と言うため、相談しにくいです。
ミスを減らして、ちゃんと仕事ができるようになり、等級を上げたいですが、同じ会社では難しいでしょうか。今まで、異動が多かったのも、私が仕事をできていなかったからでしょうか。自分が情けなくて、仕事が手につかないです。アドバイスをよろしくお願いします。
人事  さちこ

11年も勤続したことに自信を持とう

まず、11年も同じ会社に勤務し続けている事実に、もっと自信を持ちましょう。そして大きな結果を突然ひとりで出すことに焦らずに、周りの力も借りつつ地道な改善の一歩を進む行動を大切にすべきです。

そしてそのためには、自分でやるべきこと、できること、周りを巻き込むべきことに分けて考えるのが有効です。

また、自分自身を周りの同期と「現在の」ポジションや待遇で比較しても意味はありません。最終的なゴールに達するまでは、現時点の姿は将来の自分の仮の姿でしかありませんので、その時々における仕事をするうえでの成長カーブが高いほうが将来性はあります。

そもそも人は、なぜ周りと比べるのかというと、自分や自分のやっていることに自信がないからです。自信がないのがわかっているのであれば、自分の行動を変えることで自分を変えるべきで、他人の行動の結果としての「今」をうらやんでも仕方がありません。

さて、社内で部署異動が多かったのはさちこさんが仕事ができないからか、というご質問ですが、必ずしもそうではありません。

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