経団連加盟企業の選考開始時期が6月1日に変更されたことに伴い、企業全体の選考開始時期がどうなるのかについて私なりに見通しを立ててみました。
見通しを立てるにあたり、例年新卒採用活動を実施する1万7000社のうち、新卒採用マーケットに大きな影響を与えている3割、5100社の企業を(A)「外資系・マスコミ100社」、(B)「経団連加盟企業1300社」、(C)「経団連非加盟上場企業2200社」、(D)中堅(人気企業の関連を含む)企業1500社と、分類しました。
外資とマスコミは11月スタート
2017年卒採用は、まず(A)の企業が採用選考をスタートします。3年(修士1年)の11~3月にかけて面接選考を実施します。(A)の企業群は、採用予定人数は全体で1000名と多くはないものの、「いわゆる優秀な学生」1万名が受験するために、採用マーケットへの影響は無視できないといえます。
次いで、4月に入ると(C)と(D)の企業が採用選考をスタートします。理由は、3月1日に各種ナビサイトで求人情報や会社説明会情報の告知が解禁となるためです。3月中・下旬以降より会社説明会を開始する企業が、説明会に参加した学生の選考を4月から開始することはタイムラグがなく、採用効率がいいと言えます。
併せて、人気企業が多数加盟する経団連加盟企業が選考を開始するよりもいち早く採用選考活動をすることにより、優秀な学生を確保したいという思惑があるため、このタイミングで選考活動をスタートするのです。
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