合格率で判定!「資格に強い大学」ランキング 「医師」から「CA」まで17の資格・専門職を調査

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国家試験の合格率が高い大学は?(写真:KAORU / PIXTA)

高校生が卒業後の就職を考えながら、大学・学部を選ぶのは当然のことになってきている。就職が厳しいことと、高校でのキャリア教育が盛んなことが理由だ。そんな中で注目されるのが、就職に強い専門職だ。

専門職といってもいろいろあるが、思い浮かぶのは、決められた学部を卒業して、国家試験の受験資格を得られる専門職だろう。医師、歯科医師、薬剤師、看護師など、この資格系学部・学科では、国家試験の合格率も大学選びに影響する。

高い合格率の医学部

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(注)2015年のデータ。合格率は受験者に対する比率(出所)厚生労働省

人気が続く医学部の2014年度の国家試験は、全体の合格率が91・2%の高率だった。トップは自治医科大学順天堂大学浜松医科大学の3校。新卒生だけで見ると、合格率100%は浜松医科大学千葉大学鳥取大学金沢大学慶応義塾大学帝京大学の6校に上る。

私立大で入学志願者が増え、人気が回復しつつある歯学部の国家試験合格率は、全体で63・8%となった。医学部と比べ、はるかに低く厳しい。トップは東京歯科大学の93・5%、次いで東京医科歯科大学81・7%、岡山大学80%と続く。国公立大が強い中で私立大がトップだ。

人気の高い看護は、今年の入試でも志願者が伸びた。1992年には9大学だけだったが、今は244大学と全大学の約3割に設置されている。人材不足の分野でもあり、今後も設置を計画している大学は多い。国家試験の出願者数は6万人を超え、合格率は全体で90%だった。

看護師の合格者数トップは順天堂大学の199人で合格率は99・5%。次いで聖隷クリストファー大学日本赤十字看護大学と続く。トップ10はすべて私立大だ。

リハビリテーション(機能回復訓練)職の作業療法士、理学療法士では、国際医療福祉大学が強い。栃木県にある大田原キャンパスの保健医療学部がともにトップとなった。同大は地方にキャンパスを展開。作業療法士では神奈川県・小田原キャンパスの小田原保健医療学部、理学療法士では福岡県の大川キャンパスの福岡保健医療学部も上位に入った。

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