私自身、かつてお勤めをしていたときは、本当に寝つきが悪くて悩んでいました。お酒を飲まないと眠れないのです。
ところが、いまはあれほど悩んだ昔がウソのように、ベッドに入るなりバタンキューです。お酒の助けも必要なし。猫に学び、「猫の眠り方」をマネしたら、自分でもビックリするほど快適に眠れるようになったのです。
心地よい「場所」と「寝具」の大切さ
猫は時としてとんでもないところで寝ています。道の真ん中とか、2階のベランダの手すりとか、お店の棚の下とか。でもそれはちゃんと理由があって、「自分なりに気持ちのいい場所=コンフォートゾーン」を探し求めた結果なんです。「風通しがいい」とか「日当たりがよくて暖かい」とか。
猫は自分が落ち着ける場所、気持ちのいい場所をとことん探します。それも1カ所に決めてしまわないで、常に「もっといい場所はないか」と追求を忘れません。居心地のいい場所を本能で探します。
人間だって動物ですから、自分にとっての「コンフォートゾーン」、すなわち「居心地のいい場所」「安心できる場所」を探す能力が本来備わっているはず。それは寝室もそうだし、仕事の合間の居眠りする場所もそう。
まずは自分にとって、居心地のいい、安心できる「コンフォートゾーン」を見つけ、確保するのが、猫に学ぶ「上手に寝付く極意」のひとつめです。
猫はおろしたてや洗濯したてのシーツが大好きです。うちはベッドのシーツを新しく取り換えると、猫たちが我先にと乗ってきます。
ソファーのクッションなんかも、新しいものは大人気。でも他の猫が一度でも座ったものは一気に人気下降(笑)。カバーを洗濯するか、固く絞った雑巾で拭いて、日に干すと、たちまち人気復活。猫にはわかるんですね。
極意1「自分にとっての『コンフォートゾーン』を見つけ、確保する」にも通ずることですが、「寝る場所の環境づくり」はとても大事なこと。
一流ホテルの寝具はパリッと糊が効いて清潔で、とても気持ちがいいですよね。家庭で同じことをするのはなかなか難しいけれど、頻繁に洗濯をして清潔に保つことは可能です。何日も洗っていない、グチャッとした寝具では、いい眠りは確保できません。猫も逃げます(笑)。
猫だって「新しくて清潔な寝具」が大好き。猫が喜んで集まってくるような「新しくて清潔な寝具」を整えてみてはどうでしょう。
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