「ペットの看病」で、会社を休むのはアリか 法律で休暇制度は設けられていないが…
ペットの体調不良を理由にして、会社を休むのはアリかナシか――。9月上旬に放送されたバラエティ番組「マツコ&有吉の怒り新党」がきっかけで、ネット上でそんな議論が起こった。
議論を呼んだのは、視聴者が体験した「ちょっと腹の立ったこと」を紹介するコーナーに寄せられた投稿。投稿者は、犬も猫も飼ったことがないそうだが、職場に猫の具体が悪いことを理由に休む男性がいて、驚いたという。「自分の子どもならともかく、ペットを理由にして仕事を休むことは社会的に認められていることなのでしょうか」と述べていた。
ペットを理由に休みことはアリ?ナシ?
これに対して、有吉さんとマツコさんは「もうそういう世の中だ」「ペットは家族と認められている」と理解を示すコメント。有吉さんは、それを「『いかがなんでしょうか?』って言ってるほうが『残酷』って言われる世の中になるよ」と述べていた。
ネットでは「ペットを家族のように愛する人にとって、看病のために休むことは当然だ」と理解を示す声がある一方で、「家族ならまだしもペットは人に任せればいい」といった否定的な意見も少なくなかった。
法的にはどうだろうか。ペットの看病のために会社を休むことは認められるのか。労働問題に詳しい石川清隆弁護士に聞いた。