「小学校に入れば育児は楽になる」は大ウソ!

企業・地域・家庭・PTAに知ってほしいこと

「小1の壁」をなくすには、周囲はどうしたらいいのか(写真 :わたなべ りょう / PIXTA)

ワーキングマザー界隈でよく言われる「小1の壁」

世間では、子どもが小学生になると子育てがひと段落すると思われていますが、実はそうではありません。会社側の期待とは裏腹に、ワーキングマザーへの負荷はむしろ増えてしまいます。具体的には、

・放課後、保育園の代わりとなる「学童」の運営時間が「保育園より短い」
(企業においては「時短勤務は小学校入学前まで」というような制度を敷いているところが多い。つまり「子供が保育園の頃より早く帰宅するのに、親の帰宅時間は変わらない、むしろ遅くなる」→仕事を継続しにくくなる)
・行事やPTA、学業のフォローなど、親の参加が必要な物事が増える
・子どもが成長することにより、コミュニケーションが複雑化、子どもが見えにくくなる

といった内容が挙げられます。

本記事はリクナビNEXTジャーナル(運営:リクルートキャリア)の提供記事です
 

こうした「小1の壁」問題がワーキングマザー界隈でしか知られていない内輪用語のままなのは、あまり好ましくないと思っています。これらの原因は社会・企業構造的な問題であることが多く、当事者である母親が、ひとり頑張って解決できる問題ではないからです。

そこで今回は、母親を「取り巻く周囲」である企業、地域、家庭(主に夫)、そしてPTAが、それぞれどう変わってくれたらうれしいのか? という観点で書いてみようと思います。

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