更年期のつらい「動悸・息切れ」の改善に!人気鍼灸師が教える【体質別】自律神経を整える、身体に優しい"お茶漬けレシピ"3つ
①血(けつ)になる栄養や水分を身体に取り入れ、消化・吸収の働きが正常化しているかをチェック。主に五臓の「脾(ひ:消化器系)」の問題に対し、食事や胃腸の調子を改善していく。
②血流には血の量が必要になるため、血を増やすことができているかをチェック。主に五臓の「肝(かん)」の問題に対し、こまめな休息を心がけ、睡眠の質を向上させていく。
③血流には勢いが必要なため、滞りなく気血が巡っているかをチェック。主に五臓の「肺(はい)」の働きを中心に考え、呼吸や運動によって、筋肉を柔らかく伸張性を持たせて筋ポンプ作用を促していく。
このとき、もっとも大切なのは、セルフケアの継続。その際「メニューを増やしすぎない」ことがポイント。
「よし、セルフケアを始めるぞ!」と意気込んでたくさんのメニューを生活に取り入れた結果、いつの間にか一日のスケジュールがセルフケアでいっぱいになってしまい、かえって不調が悪化するケースを私は臨床で多く見てきました。
自律神経は「〜し過ぎ」で乱れやすくなりますので、くれぐれも気をつけてください。
突然の動悸に「4・4・8呼吸法」
動悸や息切れは、交感神経の働きが強まることで起こりやすくなります。
発作が起きると、とても不安になりますよね。その不安は副交感神経の働きを抑え、より交感神経が過剰に働いてしまいます。そんなとき、私たちが普段飲むお茶には交感神経・副交感神経を刺激するさまざまな種類があるため、知っておくと役立ちます。
動悸や息切れに良いお茶には、なつめ茶、カモミールティー、シナモンティー、ほうじ茶などがあります。
反対に動悸や息切れを悪化させる可能性のあるものとしては、緑茶、ウーロン茶、紅茶、コーヒーなど。これらにはカフェインが多く含まれているため交感神経を刺激し、症状を悪化させるため注意が必要です。
また、「4・4・8呼吸法」と呼ばれる呼吸法も有効です。まずは4秒かけて息を吸い、4秒間息を止め、8秒かけてゆっくりと息を吐き出してみてください。吐く息を長くすると副交感神経を刺激してくれます。姿勢を正し、余計な力みを作らないよう注意しながら鼻呼吸で行いましょう。



















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